プロフィール
    ナカムラ トオル
    中村 亨
    NAKAMURA Toru
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    所属部局
    自然科学系
    理工学部門
    所属学部・学科・コース等
    理工学部
    総合人間自然科学研究科(修士課程) 理工学専攻
    職名 教授
    連絡先
    E-Mail nakamuracc.kochi-u.ac.jp
    URL http://www.sc.kochi-u.ac.jp/~nakamura/
    TEL 088-844-8289
    専門分野
    宇宙線物理学 電磁物理学
    主な研究テーマ・活動
    空気シャワーによる宇宙線の研究と,ボールアンテナ等を用いた電磁場環境の研究を行っている。
     1.超高エネルギー宇宙線空気シャワーの観測
     2.ボールアンテナを用いた低周波帯電波の発生源,および波形による電波の分類
     3.ボールアンテナ,極板アンテナによる海底電磁場環境の観測
    研究についてのPR
    宇宙空間には非常にエネルギーの高い粒子が存在し,地球大気中に絶えず降り注いでいる。宇宙線が地球に入射すると,空気中の原子核と相互作用を起こし,様々な二次粒子を大量に発生させ,宇宙線空気シャワー現象を引き起こす。この空気シャワー現象を観測し,化学組成,エネルギースペクトラム,起源や伝播,宇宙起源粒子の観測等の解明を目指している。
    また,大気中には自然のもの,人工的なものを含め,様々な種類の電波が飛びかっている。このうち自然のものとしては空電の他,宇宙線が引き起こす空気シャワー現象や,さらにストレンジクォークマターや地震による岩石破壊でも起こると言われている。電波はその波長(もしくは周波数)により伝播性等の特徴が異なる。このうち周波数が3kHz以下のELF(Extremely Low Frequency)やULF(Ultra Low Frequency)と呼ばれる低周波電波は遠方まで届き,海水への浸透性が良いという特徴がある。
    ボールアンテナは原理的には直流レベルからの測定が可能であり,低周波電波の測定に適している。
    このボールアンテナの開発,改良を行い,海底電磁場環境や多点同期観測の研究に取り組んでいる。
    社会人・生徒を対象として可能な講演・授業
    科学計測,コンピュータを用いたデータ取得,データ処理
    基本事項
    学位
    理学博士 (大阪市立大学)
    研究活動
    論文
    Dependence of the parallel mean free path of high-energy galactic cosmic rays in the heliosphere on their rigidity, and solar activity as measured by the GRAPES-3 experiment
    H. Kojima, T. Koi, A. Oshima, S. Shibata, T. Tabata, H. Takamaru, K. Yamazaki, S. K. Gupta, B. Hariharan, P. Jagadeesan, A. Jain, P. K. Mohanty, S. D. Morris, P. K. Nayak, K. Ramesh, M. Rameez, B. S. Rao, L. V. Reddy, M. Zuberi, Y. Hayashi, S. Kawakami, T. Nakamura, T. Nonaka, S. Ogio, and K. Tanaka
    Phys. Rev. D 109 063011-2024年3月 査読有り 研究論文(学術雑誌) 共著者
    Small-scale Cosmic-Ray Anisotropy Observed by the GRAPES-3 Experiment at TeV Energies
    M. Chakraborty, S. Ahmad, A. Chandra, S. R. Dugad, U. D. Goswami, S. K. Gupta, B. Hariharan, Y. Hayashi, P. Jagadeesan, A. Jain, P. Jain, S. Kawakami, T. Koi, H. Kojima, S. Mahapatra, P. K. Mohanty, R. Moharana, Y. Muraki, T. Nakamura, P. K. Nayak, T. Nonaka, A. Oshima, B. P. Pant, D. Pattanaik, S. Paul, G. S. Pradhan, M. Rameez, K. Ramesh, S. Saha, R. Sahoo, R. Scaria, S. Shibata, T. Tabata, H. Takamaru, K. Tanaka, F. Varsi, K. Yamazaki, and M. Zuberi
    The Astrophysical Journal 961 87-2024年1月 査読有り 研究論文(学術雑誌) 共著者
    The Akeno Muon Observation: A Joint Research for Near Earth Space by Japan-India Collaboration
    A. Oshima, K. Tanaka, H. Kojima, S. Shibata, H. Takamaru, T. Koi, K. Yamazaki, T. Tabata, S. Kawakami, Y. Hayashi, T. Nakamura, T. Nonaka, S. Ogawa, S.K. Gupta, P.K. Mohanty, B. Hariharan, A. Jain
    Proceedings of Science PoS(ICRC2023) 444 1313-2023年8月 研究論文(国際会議プロシーディングス) 共著者
    Solar wind velocity dependence of the flow of galactic cosmic rays perpendicular to the ecliptic plane on the polarity of the interplanetary space magnetic field
    H. Kojima, S. Shibata, H. Takamaru, A. Oshima, T. Koi, K. Yamazaki, T. Tabata, S. Kawakami, Y. Hayashi, K. Tanaka, T. Nakamura, T. Nonaka, S.K. Gupta, P.K. Mohanty, K.P. Arunbabu, M. Chakraborty, S.R. Dugad, B. Hariharan, P. Jagadeesan, A. Jain, S. Mahapatra, P.K. Nayak, D. Pattanaik, M. Rameez, K. Ramesh, L.V. Reddy, P. Subramanian, M. Zuberi
    Proceedings of Science PoS(ICRC2023) 444 1339-2023年8月 研究論文(国際会議プロシーディングス) 共著者
    Dependence of solar diurnal variation on solar wind speed
    T. Koi, H. Kojima, S. Shibata, H. Takamaru, A. Oshima, K. Yamazaki, T. Tabata, S. Kawakami, Y. Hayashi, K. Tanaka, T. Nakamura, T. Nonaka, S.K. Gupta, P.K. Mohanty, K.P. Arunbabu, M. Chakraborty, S.R. Dugad, B. Hariharan, P. Jagadeesan, A. Jain, S. Mahapatra, P.K. Nayak, D. Pattanaik, M. Rameez, K. Ramesh, L.V. Reddy, P. Subramanian, M. Zuberi
    Proceedings of Science PoS(ICRC2023) 444 1340-2023年8月 研究論文(国際会議プロシーディングス) 共著者
    学会発表
    大面積高精度muon望遠鏡による方位別宇宙線強度変動の研究(32)(恒星時異方性解析における太陽時日変化の混入について
    小島浩司
    2024.3.19 - 2024.3.19
    地上ミューオン観測のための地球磁気圏における宇宙線の軌道計算
    鬼頭浩志
    2024.3.19 - 2024.3.19
    GRAPES-3実験における大型NaI検出器の導入について(7)
    青石知樹
    2024.3.18 - 2024.3.18
    TA実験411:TAx4実験全体報告14
    藤末紘三
    2024.3.18 - 2024.3.18
    大面積高精度muon望遠鏡による方位別宇宙線強度変動の研究(31)
    小島浩司
    2023.9.16 - 2023.9.16
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    共同研究・競争的資金等の研究課題
    共同研究費
    太陽圏における銀河宇宙線伝播の研究
    名古屋大学宇宙地球環境研究所 2023年 - 2025年