木造住宅の地震防災や新しいビル建築の開発を通して、より安全で快適な建築・社会の実現を目指して開発研究に取り組んでいます。
1)日曜大工感覚で施主自らがDIY感覚で工事できる簡易な耐震補強方法の開発が出来れば、進まなくて社会問題化している木造住宅の耐震性の問題が解決できると考え、企業と連携して、既存木造住宅の実用的な安価な実用的な補強方法の開発を行っています。
2)欧米では20階建程度の木造ビル建築が建設され、国内外で木造での超高層建築が高層計画されていることなど、低CO2で且つ有機的な空間構成が可能な、木造ビルが国内外の建設業界で注目されています。耐火性、遮音性、部材の高強度化が足かせとなっているのが事実です。我々の研究室では、部材の高強度化を対象に開発研究を行っています。企業と連携して開発研究の一部として、2019年に世界初の炭素繊維で補強した高強度木材を用いた建築が東京の日野市で建設されました。