プロフィール
    ニシワキ ヨシノリ
    西脇 芳典
    NISHIWAKI Yoshinori
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    所属部局
    人文社会科学系
    教育学部門
    所属学部・学科・コース等
    教育学部
    総合人間自然科学研究科(修士課程) 理工学専攻
    職名 教授
    連絡先
    E-Mail nishiwakikochi-u.ac.jp
    URL http://www.cc.kochi-u.ac.jp/~nishiwaki/
    住所 高知市曙町2-5-1 高知大学教育学部3号棟3階分析化学研究室
    TEL 088-844-8462
    FAX 088-844-8462
    専門分野
    分析化学・法化学・科学捜査
    主な研究テーマ・活動
    科学捜査を中心とした安全・安心のための分析化学を行っています。主なテーマは以下の3つです。
    テーマ①「高感度X線分析を用いた科学捜査微細試料の非破壊分析」:放射光をはじめとする強力なX線源を用いて、科学捜査微細試料の非破壊微量元素分析法を開発しています。科学捜査微細試料の例としては、ガラス、塗膜、セラミック、繊維などが挙げられます。
    テーマ②「金属ナノ粒子を用いた表面増強ラマン分光法による乱用薬物の現場分析法の開発」:表面増強ラマン分光法はSERSと呼ばれる高感度分析法です。金属ナノ粒子に乱用薬物が吸着するとラマン散乱が数万倍以上に増強されることを利用しています。ラマン分光装置は比較的小型化でき、分析結果が水に影響されにくいことから、SERSを現場分析法として確立することを目指しています。
    テーマ③「LC-MSを用いた毒性物質製剤の識別法の開発」:通常は毒性物質の有効成分を検出することが目的ですが、本研究では有効成分以外に含まれる添加物等に着目し、製剤を識別・特定することを目標にしています。これにより、悪意を持って食品等に農薬等の毒性物質製剤を混入したとしても、犯人や入手ルートの解明が可能になると考えています。
     
    研究についてのPR
    分析化学の技術を用いて社会の安全・安心に貢献したいと考えています。多くの分析法を用いて多角的に物質を捉え、科学捜査に有用な分析技術を開発していきます。
    社会人・生徒を対象として可能な講演・授業
    安全・安心のための化学
    社会の安心を支える科学捜査
    基本事項
    学位
    博士(理学) (東京理科大学)
    研究活動
    論文
    Characterization of metal components in white-based polyester single fibers by X-ray fluorescence spectrometry and X-ray absorption fine structure analysis utilizing synchrotron radiation for forensic discrimination
    1. H. Komatsu, T. Nakanishi, Y. Seto, Y. Nishiwaki
    Spectrochimica Acta PartB Atomic Spectroscopy 209 106785-106785 2023年9月 査読有り 研究論文(学術雑誌) 共著者
    Influence of Cr2O3 Concentration on the Green Color of Flux Synthesized Emeralds Using the CIE1976 Color System
    2. D. Kozaki, K. Yanagisawa, S. Oishi, Y. Nishiwaki, H. Komatsu, K. Kobiro, A. Ito, A. Taniguchi, T. Matsuzaki
    Crystal Research & Technology 4 2300052-2300052 2023年4月 査読有り 研究論文(学術雑誌) 共著者
    科学捜査における微細サンプルのスクリーニングおよび非破壊分析の重要性
    西脇芳典
    ぶんせき 4 50-56 2023年2月 研究論文(学術雑誌) 共著者
    Coprecipitation synthesis of Ca14Al10Zn6O35:Mn4+ deep-red phosphor and silica-modified waterproofing ability
    Ayu Nakagawa, Hirotoshi Nakabayashi, Yoshinori Nishiwaki, Shuhei Ogo, Tadaharu Ueda, Takuya Hasegawa
    Journal of the american ceramic society 106 1149-1158 2023年2月 研究論文(学術雑誌) 共著者
    Selective Electrochemical Hydrogenation of Phenol with Earth-abundant Ni?MoO2 Heterostructured Catalysts: Effect of Oxygen Vacancy on Product Selectivity
    Peng Zhou, Si-Xuan Guo, Linbo Li, Tadaharu Ueda, Yoshinori Nishiwaki, Liang Huang, Zehui Zhang, Jie Zhang
    Angewandte chemie 62 e202214881-e202214881 2023年2月 研究論文(学術雑誌) 共著者
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    学会発表
    Analysis of single synthetic fibers by metallic components in dyes by nanobeam x-ray fluorescence imaging and x-ray absorption fine structure technique utilizing synchrotron radiation
    Keita Miyazaki, Masanobu Mori, Yoshinori Nishiwaki
    2024.2.19 - 2024.2.23
    Analysis of Plant Fragments Using X-Ray Fluorescence Spectrometry and X-Ray Absorption Fine Structure Technique Utilizing Synchrotron Radiation
    S. Kurosugi, Y. Nishiwaki, M. Mori
    2024.2.19 - 2024.2.23
    An Estimation of Dyeing Methods From Wool Single Fibers by Nanobeam X-Ray Fluorescence Imaging Utilizing Synchrotron Radiation
    Y. Nishiwaki
    2024.2.19 - 2024.2.23
    放射光蛍光X線法とX線吸収微細構造を用いた植物片の分析
    黒杉 涼葉,森 勝伸,西脇 芳典
    2023.11.8 - 2023.11.9
    放射光蛍光X線分析法およびX線吸収微細構造分析法を用いた染料中金属元素成分を指標とした合成繊維の識別
    宮﨑 啓太,森 勝伸,瀬戸康雄,西脇 芳典
    2023.11.8 - 2023.11.9
    すべて表示 5件表示
    共同研究・競争的資金等の研究課題
    学内裁量経費
    海洋汚染状況解明に資するマイクロプラスチックを特性化する 計測技術の開発 (新規)
    社会貢献活動
    広報・啓発
    研究紹介
    高知新聞 高知新聞×高知大学 特集企画 2023年7月15日 - 新聞・雑誌