プロフィール
    ナカニシ アキノリ
    中西 祥徳
    NAKANISHI Akinori
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    所属部局
    医療学系
    連携医学部門
    所属学部・学科・コース等
    医学部
    職名 助教
    連絡先
    E-Mail nakanisimed.kochi-u.ac.jp
    TEL 088-880-2419
    専門分野
    分子生物学
    主な研究テーマ・活動
    1) 遺伝子増幅PCR法による血痕,毛髪等の法医生物試料からの性別、ABO式血液遺伝子型およびSTRなどDNA多型遺伝標識を用いた個体識別とそれに及ぼす各種外因の影響に関する研究
    
    2) LM-PCR、RT-PCRを用いた、アルコール、ニコチン、その他薬毒物の生体に及ぼす影響および諸臓器のアポトーシスの発現に関する研究。
    
    3) 体組織におけるクロモグラニンA発現量とストレスの関係に関する研究。
    
    4)剖検例の血中ニコチン濃度による生前の精神的ストレス蓄積程度の評価に及ぼす薬物代謝能の影響に関する研究。
    研究についてのPR
    1) 法医鑑識実務上遭遇する生物試料は高度に腐敗、変性したものが多く、それら試料から十分な量のDNAが得られず、正確なDNA分析が困難な場合も多い。したがって、DNA検出技術の向上が不可欠である。また、得られた分析結果を正しく評価するために諸種腐敗過程の組織からのDNA分析を多数経験する必要がある。当研究室ではこれまで数百検体の試料について検査を行っており、十分なデータとノウハウの蓄積がある。
    
    2) 薬毒物が生体に及ぼす影響を評価する指標のひとつとして、諸臓器のアポトーシスの有無を観察している。アポトーシスの検出法のひとつとして当研究室で用いているLM-PCRは、高感度で特異性も高く、半定量も可能な優れた方法である。
    
    3) 精神的ストレスの蓄積程度を、クロモグラニンA発現量や喫煙量で定量的に評価できれば、自殺の予知、予防に有用である。
    社会人・生徒を対象として可能な講演・授業
    「DNAによる個人識別」など
    基本事項
    学位
    薬学学士 (徳島大学)
    薬学修士 (徳島大学)
    委員歴・役員歴
    2015年4月 - 医学情報センター運営委員
    研究活動
    著書
    DNA analysis of swabs from the Surfaces of personal belongings(共著)
    6th Indo Pacific Congress on Legal Medicine and Forensic Sciences 1999
    Is Distribution of Drugs into Intracranial Hematomas from Circulating Blood Significant? (共著)
    6th Indo Pacific Congrss on Legal Medicine and Forensic Sciences 1999
    論文
    Effects of environmental conditions to which nails are exposed on DNA analysis of them.
    Nakanishi A, Moriya F, Hashimoto Y.
    Legal Med (5(sup.1):) s194-7 2003-
    ABO式遺伝子サブタイピングによる父子関係否定例の検証.
    中西祥徳, 守屋文夫, 橋本良明.
    DNA多型 (11) 13-5 2003-
    高度に腐敗した2遺体の身元確認を目的とした同胞鑑定例.
    中西祥徳, 守屋文夫, 古宮淳一, 西岡幸恵, 橋本良明
    法医学の実際と研究 (46) 169-73 2003-
    エタノール投与による組織DNAの断片化.
    中西祥徳, 守屋文夫, 橋本良明
    第87次日本法医学会総会 要旨集 p.69 2003 富山-
    時期を異にして発見された死後変化の著しい2遺体の同胞鑑定.
    中西祥徳, 守屋文夫, 古宮淳一, 西岡幸恵, 橋本良明
    第20回日本法医学会中四国地方会 要旨集 p.27 2003 倉敷-
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    学会発表
    マウスmicroRNAの発現に及ぼすエタノール投与量の影響
    中西祥徳、西村拡起、濱田知里、古宮淳一
    2023.11.16 - 2023.11.17
    マウスmicroRNAの血液-臓器間相対定量によるエタノール反応性評価
    中西祥徳、西村拡起、濱田知里、古宮淳一
    2023.6.7 - 2023.6.9
    低濃度又は高濃度エタノール単回投与マウスの諸臓器中におけるエタノール反応性miRNAの発現挙動
    中西祥徳,古宮淳一
    2022.6.8 - 2022.6.10